ISI国際ルールを今一度おさらい。
競技フォーマット
ISI競技では各大会(イベント)ごとにシード権を存在しない。
ISI競技では、ランダムに選手を選び、1対1のセッション・対戦コンペ形式でイベントが進行する。
対戦形式でイベントを進行することで
①イベントを円滑に進行させ進行時間の短縮
②各選手の持ち時間90秒に対して対戦形式で2人が順番にラインに乗ることでラインに乗っていない選手の休憩を組み込むことができる
③選手のモチベ―ションを上げるミックスアップを促すための余興
④トリックライン技術の優越が観ている会場の客に伝わりやすい。
(例:予選ラウンドに24人の競技者がいる場合は、最初に12試合が組まれ、対戦相手を選択するための抽選が行わる)
奇数の競技者がいる場合は、その参加人数に対して最終競技者が最初に競技を行った選手とコンペ形式1対1でイベントを進行。
予選ラウンドで競技者は、トリックの種類、トリックの難易度、トリックのコンボ、競技スタイルに基づいて、トリック演技の動画記録をジャッジ(審議委員)が確認後に得点を確定。
90秒の演技で、選手ごとに最大限のパフォーマンスをして高得点を目指す形式になっている。
本年度のGMGのケースを例に挙げてみる。
3日間で開催し、初日に予選ラウンド→2日目に準決勝ラウンド→3日目に本戦・決勝ラウンド(8名)となる。
決勝ラウンドに進んだ8名の選手は、三日間で最大90秒×6回の競技を行うことになる。
Friday, June 9
Qualifying Round 1- 11時~(日本時間で2017年6月9日26時~)
Qualifying Round2- 15時半~(日本時間で2017年6月10日 早朝6時半~)
Saturday, June 10
Semi-Final Round1 – 11時~(日本時間で2017年6月10日26時~)
Semi-Final Round 2 – 15時半(日本時間で2017年6月11日 早朝6時半~)
Sunday, June 11
FINALS Heat 1 11時(日本時間で2017年6月11日26時~)
FINALS Heat 2 15時半(日本時間で2017年6月12日 早朝6時半~)
Awards – 4:30pm
90秒×2回のトリックライン演技で得点が高い点数が採用される。
90秒間の競技が終了後にアラームが鳴っても、ライン上から落ちていなければ、
15秒間の猶予を与えられ、競技を続けることができる。
この15秒間での技は、ボーナス時間とみなされ、競技の加点対象として得点が反映される。
15秒間のボーナス時間が経過しアラームが鳴った段階で、すべての競技は終了。
全選手が競技を終えた段階で、スコアリングが発表され、上位の選手が次のラウンドへ進出。少しづつ篩いにかけられて、トップが決まっていくシステムともいえる。
仮に同一得点だった場合に限り、同点の選手は1分間の延長戦がを与えられ、
優越を確定。
決勝ラウンドは上位8名が選出され、予選ラウンドと同一フォーマットを使用。
ファイナリストは予選ラウンド同様にランダムに対戦形式でイベントは進行し、
90秒×2回の演技の内で、得点の高いほうが採用され、優勝がきまる。
1位から8位までを得点で明確に決定。
予選ラウンド数は、参加選手およびイベントの規模の日数によって異なり、最低2日間で開催。
2日間で開催の場合は予選ラウンド→決勝ラウンド(8名)
ラインの高さは少48インチ(1.2192メートル)、長さは少なくとも55フィート(16.764メートル)でなければならない。
0コメント