日本開催World Cup「FULL COMBO」で日本人が世界チャンピオンに輝くためには

FREEFALL編集長 高須基一朗


現段階で

ISIルールを採用することを発表しているWorld Cup『FULL COMBO』。

日本人が優勝するための必須事項について考察する。


まず、1分半のルール上の制限時間内に600ポイントを超えることができる

日本人が現れるかという点。

無駄打ちする時間は無くコンボを重ねて点数算出すると、

600点を超えていく可能性があり得る日本人ライダーが

HARUKI

ITSUKI

TERUTO

YUGA

以上4人だ。


先月、HARUKIとゆっくり話す機会があったときに、

実はこの600点越えを達成することをWorld Cup開催当日までの目標の一つにするべきだと本人に伝えている。

例えばだが、

フィギュアスケートの羽生選手が、世界歴代最高得点をたたき出した際に、

世界中のフィギュア・ファンから礼賛された。

更に新聞に専門誌など、多くのマスメディアが、こぞって世界最高得点について大きな見出しを立てて報道した。

マスコミなどにスラックラインをより多く取り上げてもらうためにも、この数字のテーマは大きな意味を持つ。

世間にわかりやすく目安となる数字の提示で発表ができることが、

スラックライン界の発展にも必要だ。


また、現段階では鳴りを潜めているが、

COTAもまた虎視眈々と、世界のトップに返り咲くために、準備に余念がない。

これまた、一つの例をあげて、COTAにもワールドカップへ仮に出場が決定した際に何が必要なのかということについて話をした。

先月、スノーボード界の日本人トップ選手の角野友基選手が、世界初となるであろう

BSクワッドコーク1980の4縦回転に横5回転半の大技を発表したことを前提として、

スノーボード業界と何かと密接な関係にありながら、

スノーボード技術に比べると、まだまだ足元にも及ばぬレベルの状況にあり、

スラックラインが取り残されていることついて。

ここに一石投じることができる可能性が高いのがCOTAだと。

ここまで読み、イメージを持った方はいるだろうかと思うが、COTAの持つ縦回転の捻り技に、さらに数回転の縦が加わったダブルにトリプルと仕上がれば、一気に世界の勢力図を覆すことになる。

またCOTAが職場に席を置くトータルワークアウトで、

角野友基選手も、この春からオフトレ練習を再開したことから、二人に接点が生まれており、遅かれは早かれ、この二人が同じ練習環境で、各々のスポーツの最高峰の技術を目指し取り組んでいくことになるだろう。

角野選手が再びトータルワークアウトへ通い、強靱な体づくりに着手したのは、

この1980度の大技をより完成度の高いものへ次の冬のシーズンへ向けって仕上げるためだ。

面白いもので、

GAPPAIがスノボ―界のカリスマ國母選手と交流があるのが皮切りに、

COTAが角野選手と接点を持つ。

スノーボードとスラックラインは、つながり深さをさらに強めている気がする。

2017年9月に日本でWorld Cupに向けて

残された数カ月を有意義に練習に費やし、更なる高みを目指す志が必要だ。

選手はその気概があってこそ、表彰台へ上ることができる。

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