アマチュア最強kuriken

(取材・文:FREEFALL編集部 高須基一朗)


プロ サポートライダーとして活動を経験しているAZcanやChung-YAMAと供に、埼玉県の「朝霞の森」を練習拠点に身を置く東京出身のアマチュア選手の一人であるkuriken(本名:栗田賢二)。

プロ経験者達との朝霞での練習環境が充実しているのであろう。

この一年間で急成長を遂げ、プロ顔負けの技のバリエーションを持ち、トップライダー達の仲間入りを目前に頭角を現してきている。

もともと周囲を取り巻くライダー達からもISI競技ルールで得点を加点するということに向いているといわれ続けていた。

大技は多くは無いが、横回転の安定している技を中心にしたコンボ技の演技構成を得意としており、ISIルールでは、細かく点数を積み上げていくことができる。

今年3月には、ISIルールを推奨する「SLACKLINE FREESTYLERS2017」でアマチュア選手の中で最高得点となる150点をたたき出した。

本人にとっては決して満足いく演技では無かったが、技が完璧に成功していなくても、得点に結びついた現実を目の当たりにしてISI競技が自分に向いているといわれる事について、あらためて自信をつけた。

そして満を持して、明日より米国で開催の世界選手権「GOPRO Mountain Games」(以下GMG)へ挑戦する。

渡米前に今の心境を語ってもらった。


kuriken

「正直、この先は日本のトップ選手との差は広がる一方だと思っています。海外へ行くならば今だなと思って3か月ほど前から、フランキーに直接に相談していました」


フランキーとは、日本でもおなじみのスラックライン・インダストリーズの広報的立場の人物だ。

直談判が功を奏したのか、この精力的な意気込みを買われる形で、フランキーからGMG出場権の了解を取り付けて渡米することになったわけだ。


Kuriken

「アメリカでの挑戦で目標が2つあって、まずは300点を超える演技構成をすること。そして、8コンボの4種類の演技を本番で成功させたい。今では12コンボまで技をつながられるようになっているんで、アメリカでは自分の納得いく形で終わりたいですよね」


この大舞台の国際大会で300点越えを達成できたならば、アマチュア選手ながら、

間違いなく世界のスラックライナーたちに認められる存在へと上り詰める。

願わくば、目標設定の300点を超えて予選を通過し決勝ラウンドまで進んでほしいものだ。

仮に本戦出場にベスト8の称号などを獲得することが出来れば、日本の選手層の厚さをますます世界へ知らしめることになる。

Kurikenの金曜日→土曜日の予選ヒートに注目だ。

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