アマチュア大会 第二弾 …ワールドクラス・カテゴリー初お披露目!
文:FREEFALL編集部 高須基一朗
今年で3年連続の第3回大会目を迎える
へきなん総合型スポーツクラブ主催の
スラックライン・クラス別大会。
まず、なんといってもオープン部門カテゴリーでプロ参戦が許されるSクラスへのエントリー状態が気になるところ。
国内での一年のしめくくり的な要素が多いGIBBON日本オープンが終わった現状で、
トップライダーたちはひとまず、
シーズンオフ的な期間がスタートとなる11月に、愛知県にトップライダーがどれほど集まるのかという点も興味深かった。
蓋を開けてみれば、明日のプロライダー参戦は総勢5名。
このプロライダー参加人数から推察するに、
やはり国内スラックライン市場は、オフシーズンというのは否めないところだ。
ただ、そんな状況下でも運営側は工夫を凝らしており、過去に本イベントにおいて前例の無い
ワールド・トップクラスという新カテゴリーを設定。
明日のメインイベントの一つとして予定している。
このカテゴリーでは世界のトップ戦線で戦う二人、
田中輝登選手と細江樹選手が一騎打ちで三本勝負を戦うこととなる。
第1ラウンドでは、スラックラック勝負。
第2ラウンドでは、初心者用の低いライン。
第3ラウンドでは、競技志向向けのラインで勝負。
他カテゴリークラスの競技進行とは別に3本立てで勝敗を有する形となる。
世界と戦う日本屈指のトップライダー二人が、がっつり技術を見せて戦うというのだから、この対決だけでも
当日 生で観る価値がある。
5名のプロライダーから、この2人を差し引いて、
Sクラス参加者は、中村陸人選手、松本礼選手、渕上万緒選手の3人が参戦。
三つ巴の戦いも楽しみの一つとなるだろう。
この3人は
総当たり戦で戦う。
注目すべきは、
ここ半年余りは大会へエントリーしていなかった
渕上万緒選手が満を持して登場!
9月から技術向上に猛特訓で取り組み、
縦系の技であるミスティーやスカイダイブをここにきて仕上げて参戦する。
どこまでSクラスで戦いきれるのかというのもポイントだろう。
個人的には下馬評を覆して、渕上万緒選手に新技をメイクし、会場を盛り上げて勝ち星を拾ってもらいたいものである。
11月から3月いっぱいの約四ヶ月期間は、
プロライダーの大半がオフシーズン入りという状況からなのか、
10月後半から
アマチュアライダー達のトリックラインに対する熱量の強さがSNSなどを通じて
本当に際立つ状況にある。
これは、
先週に開催されたYUKIMI-CUPもでも、
総勢70名のアマチュアライダーが参戦となった。
盛り上げりぶりを一つの目安で例えるならば、
トリックラインが国内で定着した
第2回日本オープンや
第3回日本オープンを彷彿とさせるほどだった。
そして、なによりも注目している点は、
将来性のあるアマチュアライダーが
中部、関西エリアの選手層の中で、
どれだけいるのかという現状を把握できることも非常に楽しみである。
そしてアマチュア部門へ参戦するライダーの中から、
新たなヒーローが登場することに期待が膨らむ。
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