国内初!スラックラインWorld Cup「FULL COMBO」...ついに17日に開幕!

 

文:FREEFALL編集部 高須基一朗


来週17日より開幕するWorld Cup「FULL COMBO」への出場が確定している日本人選手達について、コラム記事にて取り上げさせていただきたいと思う。


まずは、World Cupで間違いなくトップ戦線に食い込んでくるであろう

この四人について、一言で表現してみた。

能力値で細江樹選手

安定性で木下晴稀選手

爆発力で田中輝登選手

適応力の中村侑我選手


4人とも一言で表現できる通り、

個性の塊で、各々にトリックラインの演技構成に色が違う。

この個性の違いが、ぶつかり合うWorld Cupとなれば、スラックラインイベントとして極上の物語が用意されることになるだろう。


 この一年ばかりの期間を振り返っても、

アメリカ、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、

各国で開かれている国際大会で、この四人の日本人がスラックライン界の勢力図を書き換えて、

活躍し続けている。

世界で通用する日本人の選手層の厚さは、ピークを迎え、際立っているともいえるだろう。 

ゆえに、日本国内でワールドカップが開催されるのは必然。

現在、スラックライン界の世界の中心は、間違いなく日本だ。

これは疑いようがない、まぎれもない事実でもある。

そして、この4人が、World Cupで世界の度肝を抜く超絶テクニックで大暴れして、存在感をみせてくれるであろう。

縦軸の3回転技を…大舞台で誰がメイクするのか!?

2回転→2回転→2回転の3COMBOはでるのか!?

World Cup開催の日が待ち遠しい。


 この4強に待ったをかけるのが、

 トリックラインの技術面での技数のバリエーションの帳尻を、このWorld Cupに合わせてきた縦回転のスピンマスター早坂航太選手に、

 アマチュア最強・粘りの栗田賢二選手。

この二人にも是非とも注目してほしい。


 この4強と渡り合うために、どう戦うのかという点も見どころの一つである。

 早坂選手に関して言えば、新たな縦回転の新技を引っ提げて、 ワールドカップへ挑む。

 栗田選手は、+90度の横回転軸をスイッチ・スタンスなどで多用して270度を武器にする。

大技でもなくとも確実に5COMBO以上をつなぎスタイルで 加点していく。
プロ選手のように派手さは無くとも、残り1秒までISIの採点法ルールの特性を熟知した上で、粘りの戦いを見せてくれるであろうことは、専門誌を手掛ける立場としても、参考なるので本当に楽しみだ。 


また、
国内の女子4強もWorld Cup参戦を決めている。

絶対女王 福田恭巳選手

超攻撃型ライダー 須藤美青選手

未完の大器 佐々木燈選手

日本女子ライダー理想像NO.1の呼び声高き 岡田亜佑美選手。

こちらも豪華な女性ライダーが顔を揃えた。


World Cupイベントは、

男女混合の中で進行するが故に、ISIの採点法で、どこまで点数が伸びるかという点と、予選を通過できる女子が現れるのかが、見どころだ。

ベスト16決勝ラウンドへのボーダーラインは、300点前後といえる。


 福田恭巳選手は、縦・横の得意技の精度をさらにあげて、3COMBOとつなぎ、300点の大台にたどり着けるのかがポイントになってくる。

ただし、先日のOCEAN SLACKLINEにおいて、ダブルフロントの練習時に、

致命的ともとれる肩の負傷を抱えているがゆえに、

本番、どこまで本調子で戦えるのか?

回復しているのかが気がかりでならない。


須藤美青選手は、国内の女子選手の中では打ち出せる選手が他にいない大技バックタスティックからのCOMBOが成功するかがポイントになるだろうか!?

女子ライダーの中では、ISIルールの枠で考えると、

一人頭とびぬけた技術力を持っていることは間違いないので、彼女が決勝ラウンドへ進む可能性も極めて高い。


 佐々木燈選手は、900度フリーフォールや720度の横回転バットなどをCOMBOで加点を稼げれば、女子頂点の座を引き寄せるだろう。


 岡田亜佑美選手は、今年の国内シリーズ線の「GIBBON CUP」で3戦中2度の優勝と、

安定の結果を残しているがゆえに、

その安定性を武器に

確実に技を成功させていくことが求められる。

普段の力を出し切れば、200点台後半は当たり前に出るはずだ。

先月のOTC(ネット配信を利用しISIルールにおける点数競技を競う賞金イベント)

においても300点越えを成功させてる点を踏まえて考えても、

まずはそこが一つのボーダーラインとなるだろう。


 また、小学生ライダー
地元・小布施の期待の新人 林映心選手に

怖いもの知らずの日の丸特攻隊長 同じく小学生の中村陸人選手。

この二人に限っていえば、3年後の東京オリンピックの2020年には、もはや間違いなく世界のトップライダーとして日の丸を背負って活躍していることになるだろう。
 


そして、エストニアのトーリー、ペルーのアブラハム、アメリカのアレックスを筆頭に、

 招待海外選手も、世界的に知名度抜群なライダーばかりだ。 

役者はそろっている。

17日からの夢の競演が待ち遠しい。   

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